成功事例

バーナビーのコーヒー会社 海外市場を開拓

バーナビーのコーヒー会社 海外市場を開拓


世界中で需要が高いカフェインレスコーヒーの製造に、高山の湧水とハイテクを利用するスイス・ウオーター・デキャフィネイテッド・コーヒー株式会社(SWDCC)(本社、ブリティッシュコロンビア州バーナビー市)。2000年の創業以来、同社の年間売り上げは6千万ドル強に伸びている。(SWDCCはトロント証券取引所に上場のテンピークス・コーヒー株式会社(TPK)の主力事業を担う子会社。)収入の約半分は輸出によるもので、主な市場は米国だが、韓国、サウジアラビアをはじめ世界13ヵ国に輸出している。

SWDCCは、焙煎する前に緑のコーヒー豆からカフェインを除去する独自のプロセスを採用。このプロセスは化学物質を一切使用せず、新鮮な山の湧水と活性炭フィルターを利用してカフェインを99.9%除去する。ティムホートンズなどの大会社から小規模のスペシャルティコーヒー店までSWISS WATER®プロセス(スイス式水抽出法)にこだわる顧客が多い。「我が社の優れたプロセスと、質の高いコーヒー豆とBCの人里遠く離れたコースト山脈の天然の湧水を使っている相乗効果で、競争力が非常に高い」と同社輸出営業部長のマリソル・ピンゾンは語る。

SWISS WATER®プロセスとともに、米国とアジアの二大市場に接するBC州の立地は、同社に大きな門戸を開いている。近くのシアトルには味にうるさいコーヒー党が多く、カフェインレスコーヒーにお墨付きをもらっている。他国のコーヒーバイヤーは米国を消費者のトレンドセッターとみなす傾向があるため、米国西部、特に太平洋に面する北西部地方で受け入れられていることは、非常に有利だ。ピンゾンは「米国に近いので、顧客の声を簡単に聞くことができ、市場情報もかなり敏速に把握できる」と言う。

BC州は価格が安く、日本、韓国、中国などへわずか10日間で輸送できるため、バーナビーの本社の立地はまさに理想的だ。「ここからコーヒーを出荷するのは優位性がかなり高い」とも語っている。

同社は最近になって、海外のバイヤーと最高の品質のBC州の産物を繋ぐBCビジネスネットワークに加入した。BC州国際通商・投資代表部の協力を得て現在中東に輸出の機会を探っている。通商・投資代表部は市場に関する現地の直接情報を提供し、さらに提携先候補がこれから輸出を始めようとする会社にとって時間を費やすだけの価値がある、信頼のおける会社であることを実質的な調査をして確かめる。ピンゾンによると、地元の市場をはじめ、競争相手の長所・短所についての理解、そして提携先についての知識こそが、海外展開で成功する鍵となる。「会社が海外へ事業進出を図るとき、これらが大変役に立つ。それを基に有利な戦略を展開できるが、進出先の市場を理解しないと、市場に浸透できない」。

進出先の市場に対する理解や国際通商・投資代表部の支援があったとしても、ピンゾンは「柔軟な姿勢を保ち、市場を甘く見ないこと」と海外進出を考慮する会社に助言する。「それが絶対重要!」と言い切る。

自社製品の輸出市場についてより詳しく知りたい場合や潜在的なバイヤーとつながりを持ちたい場合は、BCビジネスネットワークに加入してください。


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