成功事例

ナチュラル・パスチャーズ・チーズ・カンパニー | 自営農場海外に進出

ナチュラル・パスチャーズ・チーズ・カンパニー | 自営農場海外に進出


ナチュラル・パスチャーズ・チーズ・カンパニーは、バンクーバー島の緑豊かなコモックスバレーに所在する、順調な家族経営の農場だ。スミス家のエドガー、フィリップ、ダグの3人兄弟は、祖父母の時代から3代続く家族経営の農場を世界でも定評のあるチーズ生産者に変身させた。

2001年以来同社は地元の4つの農場産の原料乳を使ってチーズを生産している。この中には水牛の乳で作った高級ホワイトチーズと、カナリー諸島で開催された2009年世界チーズ大会で銀メダルを獲得したコモックス・ブリーチーズがある。コーテネイの加工設備を増設したおかげで生産容量は10万㎏に増加。同社は高品質のアーチザンチーズの世界的な需要の伸びをフルに利益に転換していく意向だ。

繰り返し受賞するため、海外市場でも目に留まるようになり、年々日本、香港、メキシコから少数ながら注文が来るようになった。国内のチーズの需要は毎年12~15%上昇しているが、同社は地元付近の市場だけしか視野に入れていなかった。

BC雇用・ツーリズム・イノベーション省の助成により昨年結成されたビジネス・メンタリング・グループのコモックスバレー同業者諮問委員会は、同社に輸出に目を向けるように勧めている。「現在は生産したもの全量を販売しているが、海外市場に出荷するともっと高く売れるかもしれない」とエドガー・スミスは言う。

国外への食料品輸出を規制する規則も、当初同社にとってネックとなっていた。州政府と連邦政府の協力を得て、同社は出荷時の鮮度を失うことなくチーズが到着するように、遅れを防ぐ輸出手続きの合理化に取り組んでいる。同社は、最高品質のBC州の産物を探している海外のバイヤーが最初に問い合わせをするBCビジネスネットワークにも加入している。

バンクーバー港とビクトリア港に近いため、環太平洋地域は出荷先として同社にとって都合がよい。BC州の港は、北米西海岸で最もアジアに近く、米ロサンゼルスやロングビーチの港より航行時間が58時間も短くてすむ。またBC州には健全な輸送網が整備されているため、同社のチーズは出荷梱包してからわずかなコストで2週間以内に現地へ到着する。「船便での輸出注文は素早く応じることができる。生のまま、冷蔵、冷凍のいずれかで出荷できる」とスミスは言う。

同社はさらにサーティファイド・アンガス・ビーフの輸出も考えている。これは牧草で育てられた有機飼育の証明付きの牛で、肥沃なコモックスバレーの一等地を利用した牧畜で近年着手したばかりだ。

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