充実した物流ネットワーク

カナダ西海岸という好立地に位置するブリティッシュ・コロンビア(BC)州は、日本と北米の商業的交差路の役割を果たしています。さらに州内の空港と港を、鉄道や主要幹線と結ぶことにより、効率かつ信頼性の高い物流インフラを築いています。

ブリティッシュ・コロンビア州には、空港、港湾、鉄道、幹線道路を統合した効率的な輸送ネットワークが構築されています。

空路

BC州には、6つの国際空港を含む39の認定空港、数多くのヘリポート、飛行場、水上空港があり、そのうちの3つであるバンクーバー空港、ビクトリア空港、ケローナ空港は、カナダで最も離着陸数の多い空港のトップ10にランクインしています。これにより、生鮮食料品などの取り扱い においても、迅速な輸送 が可能になります。

バンクーバー国際空港 (YVR) は、カナダとアジアを結ぶ国際ゲートウェイであり、カナダの一大物流ハブとして成長を続けています。空港では150社以上のフォワーダー、通関業者、貨物代理店、荷役業者、航空会社がサービスを提供しており、使い勝手の良さが高く評価されています。2016年にYVRで取り扱った貨物の総重量は、28万1,000トンを超えました。BC州の特産品である魚介類や農産物など、限られた時間内に発送しなければならない貨物でも、YVRを利用すれば、世界中の100カ所以上の仕向地に効率的に輸送することができます。

プリンスジョージ国際空港 (YXS)には、カナダで3番目に長い商用滑走路があり、北米とアジア間を結ぶワイドボディ貨物機の燃料補給地や荷役拠点として最適です。

海路

アジア‐北米間の移動で最も短いルートは、ブリティッシュ・コロンビアの港である、バンクーバー、プリンス・ルパート、キティマット、スチュアートを経由する方法です。BC州の港湾施設一覧はこちらをご覧ください。
 
ポート・メトロ・バンクーバーは、カナダ最大の規模を誇る最も多目的な港です。主要コンテナターミナルが27カ所あり、世界中の貨物を取り扱う国際海運会社にサービスを提供しています。ポートターミナルは、3つの大陸横断一級鉄道と主要高速道路に接続されています。

港の深海ターミナルには、スーパー・ポスト・パナマックス型の対応能力と、広域のオンドックレール設備が整っています。ポートの淡水設備は、自動車業界や海岸林業界、近海輸送に統合されたサービスを提供します。

バンクーバー港は、人気のバンクーバー・アラスカ間を航行するクルーズ客船の母港でもあります。
 
プリンス・ルパート港は、北米で最も水深の深い天然港であり、バルク貨物とコンテナ貨物の両方を取り扱う港の中で、アジアに最も近い港です。
 
2012年、カナダと米国は到着貨物の共通スクリーニングシステムの実証実験を行い、成功を収めました。本格導入によって、「1回の通関で二国が受け入れ」の原則のもと、カナダ・米国間の貨物輸送がさらに安全かつ迅速に行われるようになりました。

CN 鉄道はプリンスルパート港と北米を結び、ニューオーリンズやメキシコ湾などの遠隔地へも配送サービスを展開する事が可能です。

鉄道

BC州には、3つの一級大陸横断鉄道があります。これらの鉄道網は、バンクーバー、プリンスルパート港を結び、カナダ、米国、さらにはメキシコの主要市場へのアクセスを提供しています。カナダの二大国有鉄道であるCNとカナダ太平洋鉄道は、バンクーバーからトロントまたはシカゴまで、貨物 を4日で輸送する ことができます。
 

陸路

BC州では全天候対応型の主要高速道路網が整備されており、港から北米市場まで、商品を確実に輸送することができます。BC州は近年、貨物や人材が迅速かつ効率的に税関を通過できるように、カナダ‐米国間の国境のインフラと情報システムの改善のために560万ドルの投資を行いました。

BC州には、州高速道、地方道、市町村道を結ぶ、広域的な道路網が整備されています。