成功事例

バラード・パワーシステムズ社、インドと中国で燃料電池電源システム提供で合意

バラード・パワーシステムズ社、インドと中国で燃料電池電源システム提供で合意


2013年12年10日、燃料電池の開発で世界をリードするバラード・パワー・システムズ社(本社: ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー)は、インドの携帯会社アイデア・セルラー社による通信ネットワーク・パイロットプロジェクトに、燃料電池システム「エレクトラゲン-ME(ElectraGen™-ME)」を供給することで合意したと発表した。同社の燃料電池システムは、インド国内の5カ所の無線基地局に設置され、常用発電を行う太陽光発電技術と組み合わせて使用される。本プロジェクトを通じてバラード社は、アイデア・セルラー社の基地局で電源装置として使用されているインド国内のディーゼル発電機をクリーンなエネルギーソリューションに置き換える取り組みを支援する。

インドをはじめとする諸外国の移動体通信ネットワークオペレーターは、再生可能エネルギーを使用した電源システムの導入を求める国内規制に対応するために、燃料電池技術の採用を検討している。例えばインド通信省は、現在無線基地局の発電装置の60%を占めるディーゼル発電機の使用を減らすために、2015年までに地方部の基地局の50%以上、都市部の基地局の20%以上をクリーンエネルギーを使用した電源システムとすることを通信各社に義務付けている。バラード社の燃料電池を使用する携帯基地局用バックアップ電源システムは信頼性が高く、長時間のバックアップが可能な上に、ディーゼル燃料やその代替品の鉛蓄電池を使用する電源システムよりもコスト効率が高く、環境への負荷が低い。環境規制の厳格化に対応しなければならない通信ネットワークオペレーターにとってメリットは大きい。

本件では、バンクーバーのBC州国際貿易省貿易投資局インド対応チームとバンガロールの貿易投資局駐在事務所が、両社のマッチングから契約合意に至るまでをサポートした。インド現地チームは本プロジェクトの案件情報を本国チームに伝え、バラード社とアイデア・セルラー社のマッチング機会を確保できるよう支援を行った。これによりバラード社は、BC州国際貿易省が組織した州企業ミッション団の一員としてインドを訪問し、毎年定例のインド通信業界と世界の大手通信事業者のネットワーキングイベントに参加して、アイデア・セルラー社と話し合いの場を持つことができた。

アイデア・セルラー社との契約成立後、バーナビーに拠点を置くバラード社は北京にあるBC州政府事務所の支援を受けて、2013年夏、中国のアジュール水素エナジー科学技術社にダイレクト水素燃料電池非常用電源システム「エレクトラゲン-H2(ElectraGen™-H2)」120基とメタノール改質の「エレクトラゲン-ME(ElectraGen™-ME)」100基を納入することで合意した。これらのバックアップ電源は中国の携帯電話通信ネットワーク基地局で使用される。

ブリティッシュ・コロンビア州国際貿易省は、急成長を続ける多様なアジア市場への参入を手助けする窓口の一つとして、さまざまなプログラムを通じて州企業に対する輸出支援を行うとともに、BC州における事業や投資活動に関心のあるアジア域内の企業に対して各種サポートを用意しています。BC州政府事務の今後の予定についてはイベントカレンダーをご覧ください。

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