成功事例

バーナビーの燃料電池クラスター積み上げを図る

バーナビーの燃料電池クラスター積み上げを図る


燃料電池技術分野でリードするBC州に、世界初となる自動車用燃料電池スタック専用の自動製造設備が完成した。

出力密度を向上するため、最終用途に必要な数の燃料電池の構成単位である単電池を積み重ねて接続する。この場合の用途は自動車向けだ。メルセデスベンツの親会社のダイムラー社は、ヨーロッパでは燃料電池のパイオニア。同社は2012年6月にバーナビー市に3万5千5百平方フィート(約3千3百平米)の製造工場をオープンした。

メルセデスベンツが新プラントの進出にバーナビー市を選んだ理由は、メトロバンクーバーの産業燃料電池関連企業が多く集まっているからだ。この中には開発を手掛けるオートモーティブ・フュエルセル株式会社(ダイムラー社が利権の過半数を持つ)も含まれ、またイノベーションを培う既存のネットワークを形成する多数の企業も存在する。在バンクーバーのBC通商・投資チームは、メルセデスベンツの製造プラントがバーナビーに進出する際に必要とされたデュー・ディリジェンスに助力したことは言うまでもない。

「燃料電池はここBC州で開発されたものだ。前向きな考え方を持つアプローチと政府の支援体制とがうまく混じり合って、継続的な開発に理想的な環境を整備するのに役立った」とメルセデスベンツ・カナダの社長兼CEOのティム・レス氏は述べる。「我が社の新しい施設では開発と製造が初めて同時に行える。これは考え方を根本から変えるテクノロジーの商業化に向けた大きな一歩となる」。

BC州のクリーンテクノロジーセクターの重要性の高まりを浮き彫りにした新プラントの計画には、1年以上が費やされた。世界の燃料電池の研究開発費の77%はBC州で費やされており、BCがクリーンテクノロジー分野の原動力であることを物語っている。このプラントは50人の雇用を創出し、従業員は新しい研究開発プロジェクトに従事しながら経験が積めるため、結果的にBC州の燃料電池クラスターの躍進につながる。さらにこのプラントでは次世代燃料電池スタックの研究も行う予定で、ダイムラー社やメルセデスベンツのような会社がBC州に目を付けた所以である、地元の大学や企業で行われている研究を補完するものとなる。

BC州の優位性の高い事業利点については通商・投資代表部へぜひお問い合わせください。

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