運用コスト

カナダのブリティッシュ・コロンビア州における事業コストは、北米の他の主要地域と比べて大幅に削減することができます。これは、人件費・電力料金・設備費が概して安く、さらには法人所得税率も低いことによります。

コンテンツ開発、電子部品の組立、次世代電池、そして専門性の高い国際事業活動などの多くの産業が、米国西海岸に立地した場合と比べ、年間で最大18%もの営業費用を削減することができます。

年間営業費用(バンクーバーを100とした場合)

費用比較のため米国ドル1ドル=カナダドル1.02ドルとする

 
コンテンツ開発
電子部品の組立
次世代電池
国際事業**
BC州バンクーバー 100.00 100.00 100.00 100.00
カリフォルニア州サンディエゴ 101.6 103.5 103.6 108.3
カリフォルニア州サンフランシスコ 108.0 105.3 108.6 118.9
ワシントン州シアトル 101.0 103.3 105.1 109.5
出典:KPMG Competitive Alternatives Cost Model、国際貿易省(2013年)
*本指標は、バンクーバーにおけるロケーション依存型費用を100カナダドルとした場合、各地域の同費用の程度を示したものです。ロケーション依存型費用には、人件費、電気料金、税金を含みます。
**国際ビジネス活動プログラムに登録された事業を指します。法人所得税の最大100%減額を想定。

産業用電力

BC州の電力供給は信頼性が高く安価であるため、企業にとっては営業コスト削減に大きく役立ちます。BC州の電力料金はトロント、ニューヨーク、ボストンの半額以下であり、他の北米都市と比べても非常に競争力が高くなっています。クリーンエネルギーの分野においてもBC州は革新性や低料金を特徴としており、持続可能な電力を豊富に提供しています。

  • BC州では電力需要の95%近くが水力発電で賄われています。水力発電は信頼性が高く、再生可能エネルギーであり、低コストであることを特徴とします。残りの電力需要は主に天然ガス発電で賄われています。
  • 包括的な送配電網により、州内全域に電力が途切れることなく供給されています。BCハイドロは、天候不良などの事象にも関わらず、システム平均可用性指標99.935%を誇ります。
  • BC州はカナダで2番目に天然ガスの産出量の多い州です。
  • BC州のエネルギー計画では、従来型電力源の開発に加え、風力発電やバイオマス発電などの代替電力源の開発を推進しています。また、川の自然の流れや標高差を利用して発電を行うグリーンプロジェクトも推進しています。

その他の営業費用

BC州では不動産費や人件費など、他の主要な事業コストも大幅に削減することができます。例えば、バンクーバーにおける工場賃貸料はロンドンの半額未満です。人件費も、米国西海岸と比べて概して低水準で推移しています。

Aクラスオフィス賃貸料

1平方フィート当たりUSドル
 
市中心部におけるAクラスオフィス賃貸料 年間賃貸料 (USドル/平方フィート)
米国ワシントン州シアトル 32.27
カナダBC州バンクーバー 35.34
米国カリフォルニア州ロサンゼルス 35.70
米国イリノイ州シカゴ 37.62
米国テキサス州ヒューストン 38.01
米国テキサス州オースティン 40.05
米国マサチューセッツ州ボストン 48.75
ドイツ、フランクフルト 48.76
米国カリフォルニア州サンフランシスコ 51.22
インド、ムンバイ 63.75
オーストラリア、シドニー 82.61
中国、上海 83.63
シンガポール、シンガポール 89.29
インド、デリー 91.58
中国、北京 101.17
日本、東京 107.91
香港、香港 130.86
英国、ロンドン、ウエストエンド 165.51
出典:Cushmand & Wakefield社、 2012年第3四半期MarketBeat Across the Globe